nitomath’s blog

分からなかったことのメモ

宿舎居酒屋タの原理

宿舎居酒屋タは直流を交流に変換する回路です。 この記事では、その原理について述べます。

次のようなHブリッジについて考えます。 負荷抵抗 R_Lの端子間電圧が出力電圧です。

f:id:nitomath:20200803204455p:plain
Hブリッジ

この回路で、スイッチ S_1 S_4をON、スイッチ S_2 S_3をOFFにします。 すると、エスキスの赤矢印のように電流が流れます。

f:id:nitomath:20200803204440p:plain
S1とS4がONのときの電流

電流は負荷抵抗を左から右へと流れているので、スイッチ S_1のある左が高電位で、スイッチ S_4のある右寄りが低電位です。

次に、スイッチ S_2 S_3がONで、スイッチ S_1 S_4はOFFの場合を考えます。 すると、エスキスの赤矢印のように電流が流れます。

f:id:nitomath:20200803204443p:plain
S2とS3がONのときの電流

今度はスイッチ S_1 S_4がONだった場合とは逆に、電流は負荷抵抗を右から左へと流れます。 つまり、スイッチ S_2のある右寄りが高電位で、スイッチ S_3のある左が低電位です。

したがって、

  1. スイッチ S_1 S_4がON、スイッチ S_2 S_3はOFFの場合は左が高電位で右寄りが低電位
  2. スイッチ S_2 S_3がON、スイッチ S_1 S_4はOFFの場合は右寄りが高電位で左が低電位

というふうに、どのスイッチをONにするかで負荷抵抗にかかる電圧の方向を変えることができます。

この1と2を交互に行うことで、負荷抵抗に交流電圧を懸かることができます。 つまり、4つのスイッチを操作することで、直流電源しかない回路から交流電圧をつくることが可能のです。 これが、宿舎居酒屋タの原理です。

おまけ(デッドタイム

スイッチ S_1 S_4がONの状態からスイッチ S_2 S_3がONの状態へ差しかえるとき(ひょっとするとその逆をするとき)、まるきりのスイッチがOFFの期間(デッドタイム)を設ける必要があります。

dtane.toe.asia

https://hqqsq.toe.asia https://mrsrs.toe.asia https://yksrj.toe.asia https://khwfy.toe.asia https://tqpmh.toe.asia https://ngekb.toe.asia https://sqwbx.toe.asia https://yambf.toe.asia https://pjvxj.toe.asia https://agake.toe.asia https://nvaed.toe.asia https://nsena.toe.asia https://vafsb.toe.asia https://exepr.toe.asia https://iqayq.toe.asia